マフラーと君の手と。




……。


「え?何を?」

「……。
いや、なんでもない。」



「…うん。」






冷たい風が吹いた。


「お前 鼻真っ赤!
寒いんだろ?言えよな。」

「え。ごめん。」




「あ!!そうだ!!」


笑ってそういった純は
ポケットに入れてた片手を出して
今日買った袋を地面に置いて…


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