羽の折れた天使~先生とあたし~
戸惑い

それは



さて、このクラスともお別れ
クラス発表まちますか。

こんなに落ち着いているのは見た目だけ、
心の中はどーしよどーしよ友達いなかったら
あたし高校最後の年乗り切れない、、、

なんて、考えいてた

「あーマヤカめっちゃ動揺してる顔だー!!」

「よく麻知は落ち着いていられるね!!!あたし無理ー!!!」

「大丈夫だよ!!!マヤカはすぐ友達つくるじゃん!!!」

「無理ー!!!麻知と亮汰いなかったら死ぬよー」

辻麻知。1、2年同じクラスで仲のいい友達。
二人で行動してきたからあたしにとってはなくてはならない存在。

矢野亮汰。これまた1、2年同じクラス!!!
っといってものっぺらで不細工な担任なんだけどね。

『こーらお前ら担任の悪口かー??』

「違いますよーだ!!!亮汰と同じクラスがいいって話してたの!!!」

『んー辻はなー文系だから俺がもつけど、、、お前は』

「まじ??まち3年間矢野さんだよ」

そんなこと言いながら笑っている麻知。

今、亮汰言ってたじゃん。
『辻は』って。
あたしだけ除け者じゃん。

あたしの方が麻知よりも亮汰に頼られてるのに、
麻知別に仲良くも何ともないのに、

「そっか。じゃーあたしは亮汰と違うクラスなんだ。じゃー麻知とも違うね」

やけに落ち着いている自分がいた。



あー冷めたもう友達いなくてもいーや。


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