流れ星☆彡
そういえば、優太とラブラブといえる時期って、いつくらいまで続いていたっけ。


優太が卒業してすぐに始まった春休みは、付き合いたてってこともあって、イヤってほど毎日一緒にいた。


だいたい公園でバスケをするか、あたしの部屋でゆっくり話をするかのどちらかだった。


バスケをし始めると、優太はどことなくSキャラになる。


優太はうますぎるし、あたしはへたくそだから、いつも突っ込まれていた。



『絢華はへたくそだな』


『優太がうますぎるんじゃん!』


『まあでも、そういうとこも可愛いけど』



落として上げる……


これがまた、優太への“好き”を増やす要因だった。



それから……


優太がドリブルする姿も、シュートする姿も、あたしにパスを出してくれる姿も……


すべてがあたしの胸キュンポイントだった。



春休み最後の日は、あたしの部屋で、優太が持ってきてくれた卒業アルバムを見ながら、出会った頃の話をした。



『あたしね、優太の笑顔に一目惚れしたんだよ』


『へぇ、そうなんだ』
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