流れ星☆彡
.


「お疲れ様。初日だから疲れたでしょ?」


「はい、凄く疲れました。体力には自信があったのに……。これって気疲れですかね」


「ふふ、きっとそうね。あっそうだ、絢華ちゃん、明後日も来るんでしょ?」


「はい」


「明後日は、私、お休みをいただいてるのよ。だから残りのことはチーフに教わってね」


「わかりました」



着替えて、更衣室を出ると……


人とぶつかってしまった。



「イタッ…」



顔が……


鼻を押さえながら



「すみません!」



と言うと、



「大丈夫?……あれ?君、新しい子?」


「あ、はい!今日から入った須藤絢華といいます。よろしくお願いします」



そう言いながら頭を下げた。



「あはは、元気いいね。高校生?」


「はい、高一です」



顔を上げると、結構イケメンな男の人が目の前にいた。


といっても、優太の方が断然カッコイイけど。



「俺は霧島隼人。調理場で働いてる」


「霧島さん、これからよろしくお願いします」


「こちらこそよろしく。あっそれから、隼人でいいから」


「えっ」


「ここにいる人はみんなそう呼んでるし」


「わかりました」



名前を覚えるのが苦手なあたし。


ちゃんと覚えられるかな。
< 135 / 404 >

この作品をシェア

pagetop