流れ星☆彡
「えっ!?あたしも!?」


一気に目が覚めた。



“当たり前だろ?今の絢華を送れよ?”


「今?こんな寝起きの顔ヤダよ!」


“それがまたいいんだろ?”


「……」



でも……


優太の写メほしい。



「先に優太が送ってね」


“わかったよ”





五分後……


軽快に鳴ったメールの受信音。


開いてみると……



「ぷっ、何これ」



思わず吹き出してしまうような優太の変顔だった。


でもそんな表情ですら、優太がやるとカッコ良く写ってしまうんだ。


だけど、こんな写メが来ちゃったら、あたしも何かしなきゃならない?


どうしよう。




結局、優太の変顔を真似て送り返した。


優太がやったらカッコイイけれど、あたしがやるとほんとに変顔なだけで……


正直、恥ずかしかった。


でも返信には……



“絢華、可愛すぎ。また会いたくなった”



と書かれていて……


優太の目が、悪くなったんじゃないの?と、本気で思ってしまった。
< 137 / 404 >

この作品をシェア

pagetop