流れ星☆彡
ゴールデンウィーク最終日。


あたしは昼間にバイト、優太は夕方帰ってくる。


たった四日間会えなかっただけで、こんなに寂しいなんて……


中学の時はもっと寂しい思いをしていたのに……


今だったら、あの寂しさは耐えられないのかもしれない。


ベッドで横になっていたら、今日のバイトの疲れも手伝ったのか、眠気が襲ってきて、また眠ってしまった。


優太が帰ってくるのに……






「……あやか……」



あ、優太の声だ。


でも、目が開かない。


その時、唇にやわらかい感触……



「……ゆ…た…」



だんだん深くなるキスに、少しずつ意識が戻ってくる。


優太の首に腕を回して、さらにキスを求めた。



「積極的じゃん」


「だって、やっと会えたんだもん。もっと、……優太を、感じたい」


「……っ!」



ぎゅっと抱き締められた。


あたしも優太の背中に腕を回して、ぎゅっと抱きつく。



「好き」


「俺も」


「寂しかった」


「俺も」


「会いたかった」


「俺も」


「ふふ」


「なんだよ?」


「“俺も”ばっか」


「しょうがねぇだろ?俺も絢華と同じなんだからさ」



普通に放たれたこの言葉……


優太もあたしと同じ気持ちでいてくれているなんて……凄く嬉しい。



「バイトはどう?」


「疲れるけど楽しいよ。みんな優しいし」


「みんなって?」


「働いてる人達だよ」


「……」
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