流れ星☆彡
「違うわよ。絢華自身も目立ってんのよ?」


「何言ってんだか、……紗羽は毎日のようにコクられてんじゃん」


「絢華が優太さんと付き合ってなければ、確実に絢華のほうがコクられてると思うよ」


「そんなわけないじゃん」


「絢華は色気があるからねぇ……彼氏がいると違うのね」


「い、色気!?……ないない、そんなもの」


「何がないって?」


「あ、優太」



二人で話に夢中になっていたら、少し遅れて優太がやってきた。



「あたしはガッツリあると思うんだけどなぁ」


「だからないって!」


「何の話だよ?」



優太はこの話の内容が気になっているのか、少し身を乗り出して聞いてきた。


それに応えるように、紗羽が口を開く。



「優太さんもあると思いません?絢華に色気」


「は?」


「だから、絢華に色気があると思いません?」


「……おまえら、なんつー話してんだよ?」



優太は予想外の応えにビックリしたのか、目を見開いた。


ほんとに……


何でこんな話してるんだっけ?



「でもまあ、……確かに、あるな」


「でしょ!?」



いつのまにか、優太まで話に乗っかってるし……



「優太まで何言ってんの!?」


「俺、いつも絢華の色気に誘われんだよ」


「なっ!さ、誘ってないし!」



顔がかぁぁって熱くなる。
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