流れ星☆彡
「ふふ、絢華は優太さんといると、もっと可愛くなるね」


「もう、……やめてよ」



凄く恥ずかしい。


熱を持ってしまった頬を両手で包む。



「これ以上可愛くなったら、絢華を外に出せねぇじゃん」



優太のこの一言で、さらにグーンと頬の熱が上がった。


二人して何なんだろう。


これ以上あたしを追い込まないでほしいよ。



「絢華と優太さん見てると、あたしも彼氏ほしくなっちゃうな」



紗羽は、少し口を尖らせながらそう言ったけれど……



「紗羽は、好きな人いないの?」


「いない」


「気になってる人は?」


「それもいない」


「そっか」



紗羽は凄く美人だし、好きになった時点でその人と付き合える気がするなぁ。



「そういえば、絢華バイトはどう?」


「楽しいよ。今度紗羽も食べに来てよね?」


「わざわざ絢華の町まで?」



確かに学校から正反対の位置に家があるのに、わざわざあたしが住む町のファミレスなんて行かないよね。



「あは、そうだよね。じゃあ今度うちに泊まりに来なよ?」


「いいの?」


「うん、何泊していってもいいよ!」


「何泊してもいいの?」


「いいよ。にぎやかな方がおばあちゃんも喜ぶし」



中学の時、菜摘を泊めた時も凄く喜んでいた。


あたしが友達を連れていくたびに、おばあちゃんは大喜びしてくれる。
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