流れ星☆彡
放課後、部活が終わってから、バイト先へと向かった。


六時からだけど、五時半に着いたから軽く腹ごしらえをしておいた。


火曜と木曜はあたしが夜のバイトだから、佳菜子さんがいないし、チーフや他のバイトの子にいろいろ教えてもらった。


少しずつ仕事にも慣れて、疲れも少なくなってきた。


他のバイトの子達とも打ち解けて、ほんとに楽しい。





「お疲れ様ー」



ほんとは10時までバイトをしたいんだけど、慣れるまでは9時にあがらせてもらうことにした。


着替えて更衣室を出ると……



「あれ、絢華ちゃんも今あがり?」


「はい。隼人さんもですか?」


「ん、送っていこうか?」



隼人さんは、いつも車で来てる。


その気持ちはありがたいけれど、優太以外の人に送ってもらうつもりはない。


それに今日は……



「いいです。彼氏が迎えに来てるから」


「彼氏?」


「はい」



ファミレスの裏口から出ると、自転車置場で優太が待っていた。


そのまま走って優太のところまで行く。



「優太!」


「絢華、お疲れ」


「うん、疲れた」


「あはは、後ろ乗れよ」


「うん」



後ろに乗って、優太の腰に腕を回して、背中に頭を預ける。


なんか、凄く安心する。


てか、疲れたからか眠い。



「絢華、寝るなよ?」



あ、バレてる。



「寝ちゃうかも」


「しっかりつかまって、ぜってぇ寝るなよ?」



そのまま自転車の後ろに乗って、家へ帰った。
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