流れ星☆彡
「優太!」


「絢華、お疲れ」



優太の傍まで走ろうとすると……



「絢華ちゃん、じゃまた」



隼人さんに声をかけられた。



「あ、はい、また。お疲れさまでした」



頭を下げてから、優太のもとへ走った。



「太一さんは帰ったの?」


「……」


「優太?」


「誰?」


「え?」


「今の誰?」



今の……?



「あ、隼人さん?隼人さんは、調理場で働いてる人だよ」


「名前で呼ばれてなかったか?」



名前?


“絢華”ってこと?



「バイトのみんなから“絢華ちゃん”って呼ばれてるよ」


「マジで?」



そう言った優太は、溜め息混じりの息を吐いた。



「うん」


「絢華、ちょっとこっち来て」


「え、何?」



いつになく、不機嫌オーラ全開の優太の傍まで寄ると……


腕を引っ張られ……


そのまま肩に腕を回してキスをしてきた。



「…んっ…」



突然、何?


後頭部を押さえて、激しく口付ける。


優太の胸を押すけれど、優太の力には適わなくて……



「…んッ……ゆ、た…」
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