流れ星☆彡
リベンジ
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九月に入って、ある朝……
太一さんがあたしのクラスへやってきた。
「須藤ちゃん、ちょっと話があるんだけど、いい?」
「話ですか?」
こういうことは珍しい。
優太は、あたしが親友の太一さんとですら、二人きりで話したりしていたら、機嫌が悪くなるから。
でも太一さんが、それをわかっていてあたしのところへ来るなんて、きっと優太にとって大切な話。
人気のない場所まで行くと、太一さんが口を開いた。
「須藤ちゃんさ、優太に推薦の話が来てんのは知ってる?」
「え?……推薦って、……大学?」
「ん」
「知らないです。優太に推薦が来てるんですか?」
「ん、でもさ、……あいつ行かねぇって言ってんだよ」
知らない、……そんな話。
推薦が来てることも、行かないって言ってることも……
「結構バスケで有名な大学だから……、監督がさ、優太に行かせてぇみたいで。須藤ちゃんなら、なんで行かねぇのか知ってるかと思ったんだけど」
「すみません、知らないです」
「そっか、……ごめんな。須藤ちゃんの頭ん中混乱させたよな?」
「いえ、大丈夫です」
九月に入って、ある朝……
太一さんがあたしのクラスへやってきた。
「須藤ちゃん、ちょっと話があるんだけど、いい?」
「話ですか?」
こういうことは珍しい。
優太は、あたしが親友の太一さんとですら、二人きりで話したりしていたら、機嫌が悪くなるから。
でも太一さんが、それをわかっていてあたしのところへ来るなんて、きっと優太にとって大切な話。
人気のない場所まで行くと、太一さんが口を開いた。
「須藤ちゃんさ、優太に推薦の話が来てんのは知ってる?」
「え?……推薦って、……大学?」
「ん」
「知らないです。優太に推薦が来てるんですか?」
「ん、でもさ、……あいつ行かねぇって言ってんだよ」
知らない、……そんな話。
推薦が来てることも、行かないって言ってることも……
「結構バスケで有名な大学だから……、監督がさ、優太に行かせてぇみたいで。須藤ちゃんなら、なんで行かねぇのか知ってるかと思ったんだけど」
「すみません、知らないです」
「そっか、……ごめんな。須藤ちゃんの頭ん中混乱させたよな?」
「いえ、大丈夫です」