流れ星☆彡
優太が帰ったあとは凄く寂しくて……


優太は、あたしと一緒にいたいって思ってくれないんだって、悲しくなった。


あんなに悲しいお誕生日は、もう過ごしたくないって思った。


思い出しただけで、……涙がこぼれた。



「絢華?」


「あ、ごめん。……思い出しちゃった」



優太はあたしをぎゅっと抱き締めてきた。



「やり直してぇ……昨年の絢華の誕生日」


「凄く、寂しかった」


「ごめんな。……でも、あん時が最高にヤバかったんだ」


「何が?」


「絢華はどんどん綺麗になっていくし、色気は出てくるし……あのまま一緒にいたら、ぜってぇに押し倒してた。……自信ある」


「それでも良かったな」


「……」


「誕生日に優太とそうなれるのもアリかなって思ってたんだ、ほんとは。でもキスすら困った顔をされて……その先は言えなかった」



また、涙がこぼれた。



「あたしは優太が思ってる以上に、優太のことが好きなんだからね」


「絢華」


「リベンジ、……凄いの期待しとくから」



こんな言い方……


ちょっと意地悪だったかな。
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