流れ星☆彡
優太の胸の中にいると、凄く安心したのか、涙がポロポロと溢れてきた。



「俺も、絢華が傍にいてくれるだけでいい。他には何もいらねぇ」


「優太っ」



顔を上げて、優太に“チュッ”とキスをした。



「絢華、すっげぇ嬉しいんだけどさ、……ここに紗羽ちゃんもいるんだけど」


「えっ!?」



忘れてた!



「ヤ、ヤダッ!」



顔がかぁぁって熱くなった。


紗羽を見ると、



「えっ」



紗羽も顔が真っ赤で……



「そ、そういうことは二人の時にやってよねっ。あたしには刺激が強すぎるよ」


「ご、ごめん!」



前に紗羽と恋ばなをした時、紗羽はファーストキスもまだないって言っていたのを思い出した。


紗羽は凄く美人だし、付き合ってる人がいるって思ってたから、凄く意外でビックリしたんだ。


でも、きっとまだほんとに好きな人が現われていないだけなんだよね。








放課後、教室に迎えに来てくれた優太と一緒に学校を出た。



「どこに行くの?」


「絢華が好きなところ」


「あたしが好きなところ?え、どこだろ……」
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