流れ星☆彡
優太が言ったとおり、家に帰るとテーブルの上には、たくさんのお料理が並んでいて……


凄く心があったかくなった。


食後にはホールケーキも出てきて……


ちょっぴり恥ずかしかったけれど、ケーキの上に立てられた16本のろうそくの火を消した。


お風呂に入ってから、部屋のベッドに横になった。


優太は泊まっていくことになって、今はお風呂。



その間、今日のことを思い出していた。


優太があたしのために、遊園地へ通って、乗れないものに乗れるようになってくれた。


そう思うと、あたしって凄く幸せだなって、一人でニヤけてしまった。






「絢華、寝てんの?」


「ん?……起きてるよ」



目を閉じていたら、ウトウトとしていた。


優太は、あたしが横になっているベッドに腰掛けてきた。



「絢華、これ、プレゼント」


「えっ!?」



その言葉に、慌てて起き上がる。


優太から小さな箱が手渡された。



「開けてもいい?」


「ん」



リボンをほどいて、包装紙を開いて、中の箱を開ける。



「優太、これ……」



涙が出そうになる。



「ん、貸してみ?」



手渡されたばかりのものを、箱ごと優太に渡した。
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