流れ星☆彡
「チーフ、こんにちは。お休みをもらいながら、のこのこと食べに来ちゃいました」


「あはは、いいよ。今日は売り上げに貢献していってね」


「はい」



席に案内されて、優太と並んで座った。



「やっぱ気に入らねぇ」


「何のこと?」


「何が“絢華ちゃん”だよ」



メニューを見ながら、口を尖らせている優太が凄くカワイイ。


だから、つい笑みがこぼれてしまった。



「ふふ」


「笑うなよ」


「たかが名前じゃん」


「はぁ…、絢華はのんきでいいよな?」


「そんなの最初からわかってたことでしょ?それに優太がここに来たいって言ったんじゃん」



優太はあたしの顔をじっと見て、両手をあげながら



「参った。やっぱ絢華には適わねぇ」



と、凄く困ったような顔して言うけれど……


そういう優太も、やっぱり好きだな……


って思う。


注文をして、ドリンクを取りにいこうとしたら……



「俺が持ってくるよ。絢華は何がいい?」



って言うから



「今日は優太の誕生日だから、あたしが取りにいく!」



と言うと……
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