流れ星☆彡
「俺が行くって!」


「あたしが行くの!」


「俺!」


「あたし!」



もうキリがなくて……



「じゃあ一緒に取りにいこ?」


「はは、そうだな」



こういう何気ない言い合いも会話も、楽しくて嬉しくて……


幸せを感じる。



隣に座る優太の腕に自分の腕を絡めて、肩に頭を預ける。



「絢華、どうした?」


「幸せだなって思っただけ」



優太は絡めていた腕を外して、あたしの肩に腕を回して引き寄せた。



「俺も幸せだよ」



優太に言われると、凄くどきどきする。


付き合い始めてもう二年半経つのに、いまだに付き合いたての頃のように、優太にときめくんだ。



「熱いねぇー、絢華ちゃん」


「わっ、リナさん!」



慌てて優太から離れる。


顔がかぁぁって熱くなった。



「絢華ちゃん、顔が真っ赤だよ、かわいー」



両手で両頬を押さえる。


ここがファミレスだってことを、……すっかり忘れていた。



「恥ずかしい」
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