流れ星☆彡
「そういえば彼氏さん、今日誕生日なんでしょ?」


「あー、うん」


「おめでとうございます!」


「はは、ありがとう。元気いいね」



リナさんってほんとにいつも元気で、どこからそんなパワーがわいてくるのかって思っちゃう。



「あたし、元気だけが取り柄ですから!」



なんて言うから、思わず笑ってしまった。



「なんか、絢華ちゃん見てたら、あたしも彼氏ほしくなっちゃうな。隼人さん付き合ってくれないかな」



調理場で働く隼人さんは、イケメンと言われるくらいカッコ良くて、しかも凄く優しくて……20才の大人。


だからここでバイトしている女の子で、狙ってる子はいっぱいいる。



「隼人さんは倍率高いでしょ?」


「だよねぇー」


「でも、リナさん頑張ったらいけるかもよ?」


「いけるかな?ちょっと頑張っちゃおうかな」


「ふふ、頑張って」


「あ、チーフがこっちを見てる。仕事に戻らなきゃ」



リナさんはそう言って、料理をおいて戻っていった。
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