流れ星☆彡
「ふふ、凄く好きなんだね」


「そりゃそうだよ」



なんか、可愛い。



「絢華ちゃんは、いつからあの先輩と付き合ってるの?」


「中一の終わりから」


「えーーっ!?」


「く、くみちゃん!?」



驚きすぎじゃない?



「吉田うるせぇよ」



後ろを歩く葉山くんが、耳を押さえながら声をかけてきた。



「だ、だって!絢華ちゃんがとんでもないこと言うからっ!」



とんでもないこと?


何のこと?



「凄すぎるでしょ。じゃあ付き合い始めて、もうすぐ三年ってこと?」



あ、付き合ってる期間のことだったんだ。


でも、そっか……


もうそんなになるんだ。



「そうなるね」


「やっぱり、凄ーい!」


「何が凄いんだよ?」



葉山くんが興味津々に聞いてくる。



「絢華ちゃんと彼氏、付き合い始めてもうすぐ三年なんだって!」


「そりゃ凄いな。今で三年って……中一から付き合ってんの?」


「うん、卒業式の時からだから、中一の終わりだけどね」


「いまだにあんなにラブラブなのが凄いよ」



久美ちゃんが、興奮気味に言ってくるけれど……



「まあ、いろいろあったけどね」



うまくいってなかったあの一年間があったから、今がこんなに幸せなのかもしれないな。
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