流れ星☆彡
「明日は絢華のクラスに行くからな」


「えっ!?来なくていいよ!」



来てくれるのは嬉しいけれど、優太に女の子が群がるのを見たくない。


あ……


また、さっきの光景を、思い出しちゃった。



「絢華、そんなにイヤか?」


「え」


「俺が絢華のクラスに行くの。……絢華、すっげぇ泣きそうな顔してるけど」


「そんなんじゃないよ」



これは、さっきのあの場面を思い出しちゃったからで……



「じゃあ、なんかあったのか?」


「何もない」



やっぱり、これは言えないよ。




しばらくのんびりしてから、優太のクラスへ行くことになった。



「何を展示してあるの?」


「さあな」



行ってからのお楽しみと言わんばかりに、曖昧に答える優太。


だから、余計に何があるのか気になってきた。


教室に入ると、絵や写真、彫刻などいろんなものが展示されていた。



「みんなバラバラなんだ。優太の作品はどこにあるの?」


「絢華が見つけてみろよ」



そう言われて……


一つ一つ見て回る。



「あっ、太一さんのだ!やっぱりバスケが好きなんだね」



バスケのゴールを撮った写真。


たぶん夕方なんだろうけど、夕日のオレンジが入っていて凄く綺麗。


そしてまた足を進めた。
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