流れ星☆彡
愛の証
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四月に入って、優太は内定をもらっていた会社に入社し、あたしは二年に進級した。



教室に入って、真っ先に見つけた親友に声をかける。


「紗羽、おっはよ!また同じクラスだね」


「絢華、おはよー!席もまた前後だよ!」


「ほんとだ!」



新城と須藤だから、クラスさえ同じになれば、出席番号は前後になれる確率が高い。


席に座って、隣を見れば



「あっ、坂井くんじゃん」


「おぉ」



学園祭のときに、買い出し係で一緒になった久美ちゃんとは、あれから凄く仲良くなって、いつの間にか“久美”“絢華”と呼び合う仲になった。


坂井くんはそんな久美の彼氏。


よく話にも出てくるし、同じバスケ部ってこともあって、よく話したりするようにもなった。


でもまあ同中だから、通学中によく会って話したりしてたけどね。



「久美も同じクラスだよね?良かったね」


「はは、まあな」



あたしは優太とは、絶対に同じ年、同じクラスにはなれないから、こういう関係が凄く羨ましかったりする。
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