流れ星☆彡
放課後、委員会があった。
無難に美化委員。
掃除のチェックするくらいだし、楽かなと思って手をあげた。
男子は、名前をやっと覚えた佐伯くん。
「この後部活に行くのか?」
「うん、早く終われば行くよ。佐伯くんは?」
「誠でいい」
「は?」
「な・ま・え!」
「……」
何、このノリは……
「心配しなくても、下心とかねぇよ。俺はバスケが恋人だし」
「……さむ……」
「突っ込むなら、はっきり突っ込んでくんねぇ?そんなふうにボソッと言われると、虚しくなる」
「ふふ、おもしろいね、誠くんって」
「おっ、呼んでくれたじゃん。じゃあ、俺も“絢華ちゃん”って呼んじゃおう」
「……」
誠くんとは、一年間同じバスケ部にいたけれど、あたしの記憶の中では一度も話したことはない。
こんな性格の人だったんだ。
早めに委員会が終わったから、部活へ行ってから帰ってきた。
その夜、優太から電話があって、“今日はどうだった?”と聞かれた。
愛の証を付けられることは、愛されてるからだと思えば凄く嬉しいこと。
でもやっぱり、あんなに目立つ場所は勘弁。
だから“目立つ場所にはもうつけないで”ってお願いした。
そしたら拗ねたように“ちぇっ”と言いながら、“わかったよ”と渋々承諾してくれた。
無難に美化委員。
掃除のチェックするくらいだし、楽かなと思って手をあげた。
男子は、名前をやっと覚えた佐伯くん。
「この後部活に行くのか?」
「うん、早く終われば行くよ。佐伯くんは?」
「誠でいい」
「は?」
「な・ま・え!」
「……」
何、このノリは……
「心配しなくても、下心とかねぇよ。俺はバスケが恋人だし」
「……さむ……」
「突っ込むなら、はっきり突っ込んでくんねぇ?そんなふうにボソッと言われると、虚しくなる」
「ふふ、おもしろいね、誠くんって」
「おっ、呼んでくれたじゃん。じゃあ、俺も“絢華ちゃん”って呼んじゃおう」
「……」
誠くんとは、一年間同じバスケ部にいたけれど、あたしの記憶の中では一度も話したことはない。
こんな性格の人だったんだ。
早めに委員会が終わったから、部活へ行ってから帰ってきた。
その夜、優太から電話があって、“今日はどうだった?”と聞かれた。
愛の証を付けられることは、愛されてるからだと思えば凄く嬉しいこと。
でもやっぱり、あんなに目立つ場所は勘弁。
だから“目立つ場所にはもうつけないで”ってお願いした。
そしたら拗ねたように“ちぇっ”と言いながら、“わかったよ”と渋々承諾してくれた。