流れ星☆彡
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修学旅行当日……
一日目から班行動。
六人で羊ヶ丘展望台へ行って、アイスを食べて写真も撮った。
時計台や札幌ドームも見て回った。
やっぱり予想通り、二組のカップルは手を繋いで二人の世界に入っているし、葉山くんとあたしは居心地が悪かった。
でもそう思っていたのはあたしだけだったみたいで……
「須藤、俺、おまえが好きだ」
「は?」
「彼氏とうまくいってんの?」
「いってるよ」
と言ったけれど、この質問って、かなり失礼じゃない?
「明日の自由行動さ、一緒に回ってくんねぇ?」
「無理」
「最後だから」
「そういうのやめてくんない?最初とか最後とか、あたし、彼氏以外とそういうことする気ないから」
「……」
「そういう気持ちがあるんなら、もう葉山くんとは仲良くできない」
そう言って、少し前を歩く紗羽の隣に並んで腕を絡めた。
「絢華?」
「邪魔だってわかってるけど、一緒にいていい?」
「ふふ、いいよ」
良かった。
「司(ツカサ)は?」
紗羽の隣にいる黒川くんが、あたしの顔を覗き込むようにして聞いてきた。
司とは、葉山くんのこと。
でも……
「知らない」
修学旅行当日……
一日目から班行動。
六人で羊ヶ丘展望台へ行って、アイスを食べて写真も撮った。
時計台や札幌ドームも見て回った。
やっぱり予想通り、二組のカップルは手を繋いで二人の世界に入っているし、葉山くんとあたしは居心地が悪かった。
でもそう思っていたのはあたしだけだったみたいで……
「須藤、俺、おまえが好きだ」
「は?」
「彼氏とうまくいってんの?」
「いってるよ」
と言ったけれど、この質問って、かなり失礼じゃない?
「明日の自由行動さ、一緒に回ってくんねぇ?」
「無理」
「最後だから」
「そういうのやめてくんない?最初とか最後とか、あたし、彼氏以外とそういうことする気ないから」
「……」
「そういう気持ちがあるんなら、もう葉山くんとは仲良くできない」
そう言って、少し前を歩く紗羽の隣に並んで腕を絡めた。
「絢華?」
「邪魔だってわかってるけど、一緒にいていい?」
「ふふ、いいよ」
良かった。
「司(ツカサ)は?」
紗羽の隣にいる黒川くんが、あたしの顔を覗き込むようにして聞いてきた。
司とは、葉山くんのこと。
でも……
「知らない」