流れ星☆彡
一人だったら絶対にそんなことしないんだけど、紗羽も一緒だったし……


何より紗羽が“イケメンじゃん!”とか言って、“送っていこうか?”という隼人さんに対して“送って下さーい”なんて言っちゃうから……


優太に知られたら、怒られるだろうな。


って思いながらも、嘘が付けなくて、いつの間にか話していて、ほんとに怒られたりした。



そして今日は、金曜なんだけど紗羽に泊まりに来てもらった。


優太が社員旅行で、今日明日といないから。


なんか、いらぬことを考えそうで、紗羽と一緒にいれば気が紛れるかなって思ったから。



「絢華、優太さんに電話してみたら?」



夕食を食べて、シャワーも浴びて、一枚の布団の上で紗羽とゴロゴロしていたら、紗羽がこんなことを言ってきた。


時計を見ると、10時。


宴会はお開きになってるかな。



「出なくても、着信は残るんだしさ、あとでかけ直してくれるよ」



そうかな。


結局、優太の声が聞きたくて、電話を掛けた。



“絢華?”



なんか、周りが凄く騒がしい。


もしかしてまだお開きになっていないのかな。



「うん、今大丈夫?」


“ん、大丈夫。なんかあった?”
< 248 / 404 >

この作品をシェア

pagetop