流れ星☆彡
「ごめんね」


「何で謝ってんの?」


「昨日の電話で……女の人が“部屋に来て”って言ってるのを聞いて……勝手に想像して、勝手に、……ごめんなさい」


「……聞こえてたんだ?」


「……うん」



優太はあたしをぎゅっと抱き寄せて



「バカだな、あれは即断ったよ。俺は絢華だけだって言ってるだろ?」


「うん」


「つか、絢華、おまえはなんつー格好で寝てんだ?」


「え?」



自分の格好を見る。



「えっ!?ちょっ、何で!?」



なぜか下着姿のあたし。


昨夜は紗羽とくっついて寝たら、暑くて暑くて……


もしかして脱いじゃった?



「ヤ、ヤダッ……優太、あっち向いてよっ」


「向くわけねぇだろ?」



脱いだと思われる服に、慌てて手を伸ばす。



「朝から誘ってんの?」


「さ、誘ってないしっ!」


「説得力ねぇよ」



そう言って、あたしを抱き寄せて唇を重ねてきた。



「…んッ…」



いつものように腰に回る手が、素肌に触れているからか、胸がどきどきと暴れはじめる。
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