流れ星☆彡
でもあたしは、以前優太が飲んでるのを見て、凄く羨ましくなって少し飲んでみた。


ほんとに少しだけ……


なのに、そのあとの記憶が全然なくて……


朝起きたら、生まれたままの姿で優太の腕に抱かれていた。


その時のあたしは、凄く大胆だったって聞いたけれど……


全く記憶になくて……


優太の前でしか飲めないって思った。



「そういや、絢華。就職は決まりそうなのか?」


「んー、どうかなぁ。迷ってるんだよね」


「何を?」


「店長が“うちに就職しないか”って言ってくれてるんだけど。でも、違う仕事もやってみたいかなって思ったりして」


「なぁ絢華、……俺んとこに永久就職しにこいよ」


「え?……ふふ、それもいいね」


「……」


「ねぇ、優太は何社受けたの?」


「……二社」


「えーっ!凄ーい!二社目で内定もらったってこと!?やっぱり優太は何でも凄いんだね」



やっぱり自慢の彼氏だよ。



「絢華、……真剣な話をしていい?」


「え、何?」



真剣な話?


そう言われると、姿勢まで正されるもので、気付いたら正座して優太と向かい合っていた。
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