流れ星☆彡
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今日は高校最後の日。


体育館で行われた卒業式。

立ったり座ったりを繰り返しながら、思い出すことは……やっぱり、優太とのことばかり。



入学式の日、桜の木の下で、『へたくそー』と言いながら、あたしのネクタイを結び直してくれた優太。


汗を飛ばししながらバスケする優太は、物凄くカッコ良かった。


ドリブルする姿も……


シュートを放つ姿も……


ダンクする姿も……


笑顔でガッツポーズを決める姿も……


すべてが大好きだった。


あたしを見つけると、いつも駆け寄ってきて、頭をぽんぽんと撫でてくれた。


嫌がらせにあった時は、まるで映画の主人公のように、カッコ良く助けに来てくれた。


手を繋いで回った学園祭。


辛い場面に遭遇したけれど、優太からの愛を再確認できた。


校舎の影に隠れてかわしたキス。


屋上で人の目を盗んでかわしたキス。


優太の卒業式では、周りの目を気にせず、抱き合ってキスをかわした。


この、優太と過ごした最初の一年があたしにとって、一番大切な思い出になった。
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