流れ星☆彡
「あはは、まだ生まれてもないのに」


「やっぱ男がいいな。うん、絢華、男を産め!」


「ふふ、男の子か。優太にそっくりな男の子がいいな。でね、高校生くらいになったらデートするの。親子だと思われないくらいに、ずっと若くいなくちゃ!」


「……何言ってんだよ。絢華には俺がいるだろ?男だったら、彼女とデートさせときゃいいんだよ」



こんなふうに拗ねている優太もカワイイ。



「ふふ、冗談だよ。あたしは優太が一番だもん」



そう言うと、優太はまたぎゅっと抱き締めてきた。



「ねぇ優太、そろそろご飯食べない?」


「はは、そうだな」



優太がいて、あたしがいて、そして子供がいる。


近いうちに、そんな光景が当たり前になるんだなと思ったら、胸が凄く温かくなった。








翌日出勤した時に、店長に妊娠したことと、無理はしたくないことを伝えた。


そしたら



「よかったな!おめでとう!」



と、自分のことのように喜んでくれて……



「無理のないようにシフト組んで、体が辛い時は我慢せずに言うこと」



と言ってくれた。


佳菜子さんも凄く喜んでくれて、周りに子育てのアドバイスをしてくれるような人がいないから、佳菜子さんに



「これからいろいろ教えてください」



って言うと



「もちろんよ。なんでも頼ってね」



って言ってくれた。


その帰りに、おばあちゃんの家に寄って報告した。



「絢華も母親になるんだね」


「うん。おばあちゃんはひいおばあちゃんになるんだね」


「ふふ、そうね、また楽しみが増えるわね」





おばあちゃんは、そう言っていたのに……
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