流れ星☆彡
「あんなにイケメンな優太くんにそっくりなんだよ?女をいっぱいなかせちゃうのかねぇ」



優太にそっくりだから将来が楽しみってとこは“ふむふむ”と共感できるけれど……


“女をいっぱいなかせる”って何?



「あ、変な意味じゃないよ」


「え、変な意味って?」



話の半分くらいが見えてない。


「わかんなきゃいいのよ」


「麻衣ちゃんが言うことって、いつもちょっぴり難しい」


「ふふ、絢ちゃんはまだまだお子ちゃまね」


「それってちょっと失礼じゃない?」



頬をぷぅーっと膨らませて言う。



「あはは、何その顔!でも、変な意味じゃないよ。絢ちゃんってほんとに純粋だからさ。優太くんも絢ちゃんのそんなところに惚れちゃったんだろうね」


「えっ」



優太に言われたわけでもないのに、なぜか照れてしまった。



麻衣ちゃんは『退院したら遊びに行くからね』と言い残して帰っていった。






夜は決まって優太がやってくる。


ちゃんと夕食とお風呂を済ませて。


そして、泊まっていく。


個室だから、布団のお金さえ払えば泊まれるんだ。
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