流れ星☆彡
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いつの間にか夏が終わって、今日はあたしの20歳の誕生日。


ちょうど休日と重なったからか、優太が



「今日は俺が蒼太を見てるから、絢華は半日好きなことしろよ。そのかわりあと半日は三人で過ごすからな」



と、普段一人になることがないあたしに、“一人になる時間”をプレゼントしてくれた。


でも……



「いらない。あたしは三人で過ごす時間がほしい。そのほうが幸せ」



と本音を言えば、



「はは、絢華はそう言うと思ってたよ」



と優太にはバレバレで、やっぱり優太にはかなわないなって思う。



「じゃあ、今日は何をしようか?絢華の好きなことしよう?」


「じゃあ、……遊園地に行きたいっ!」


「……」



明らかに顔を歪めた優太。



「ふふ、絶叫系は乗らないよ。蒼太がいるから乗るわけないじゃん」


「そうだよな、はは」


「ホッとした?」


「また、バカにしたな?」


「えへっ、だって、あたしが優太に勝てるのはこれしかないんだもん」


「“えへっ”じゃねぇよ、“えへっ”じゃ」



“ったく”と言いながら、口を尖らす優太がカワイイ。
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