流れ星☆彡
部活中に、たまたま転がってきたボールを拾うと、たまたま追い掛けてきたのが優太で、渡す時に手が震えたりもした。
でも、『絢華ちゃん、ありがとう』と名前を知っていてくれたことが、物凄く嬉しくて、その日はほとんどうわの空で、夜も全然眠れなかった。
優太が部活を引退したら、あんまり見かけなくなった。
三日に一回見ることができればいいほうで、一週間や二週間見れないのは当たり前だった。
たまに廊下ですれ違った時には
『絢華ちゃん、元気?』
『部活頑張ってる?』
って聞いてくれることもあった。
そんな日はテンションが高くて、ニヤニヤして……
周りに変な目で見られていたことは、自覚してる。
そういえば一度だけ一緒に帰ったことがあった。
長く続いた残暑を終え、ようやく葉が色付き始めた頃……
部活が終わって昇降口で靴をかえていると、ちょうどそこに優太がやってきて
『絢華ちゃん、今帰り?』
『はい』
『あ、それ』
『えっ』
『一緒に入れてくんねぇ?』
でも、『絢華ちゃん、ありがとう』と名前を知っていてくれたことが、物凄く嬉しくて、その日はほとんどうわの空で、夜も全然眠れなかった。
優太が部活を引退したら、あんまり見かけなくなった。
三日に一回見ることができればいいほうで、一週間や二週間見れないのは当たり前だった。
たまに廊下ですれ違った時には
『絢華ちゃん、元気?』
『部活頑張ってる?』
って聞いてくれることもあった。
そんな日はテンションが高くて、ニヤニヤして……
周りに変な目で見られていたことは、自覚してる。
そういえば一度だけ一緒に帰ったことがあった。
長く続いた残暑を終え、ようやく葉が色付き始めた頃……
部活が終わって昇降口で靴をかえていると、ちょうどそこに優太がやってきて
『絢華ちゃん、今帰り?』
『はい』
『あ、それ』
『えっ』
『一緒に入れてくんねぇ?』