流れ星☆彡
突然横から



「絢華、注文していいか?」



と優太の声。



「え、うん」



そのまま注文したけれど……


店長が去ってから、



「おまえ、しゃべりすぎ」


「え、なんのこと?」


「あんまり俺の前で、他の男としゃべんな。つか、俺のいないとこでもしゃべんな」


「……」



これって……


やきもち?


なんか嬉しい。


優太もやきもちを妬いてくれるんだ。


思わず顔がニヤけてしまう。



「あたしは優太だけだよ。12才の時からずっと」


「俺だって、14の時からずっと絢華だけだ」


「じゃあ、あたしの勝ちだね」


「は?」



顔を歪めた優太。



「想ってる期間は同じだろ?」


「あたしの方が少し長いもーん!」



あたしはバスケ部に入ったその日に、優太に一目惚れしたんだから。


優太は確か、もっとあとだったはず。



「細けぇな」


「ふふ、もう一つ勝ってることがあったんだ」



絶叫系だけだと思ってた。



「なんか、これは悔しいな」


「“これ”って?」
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