流れ星☆彡
「想ってる期間の話。でも絢華への想いの大きさは、俺の方が勝ってるからな」


「それもあたしが勝ってるって!」


「いや、俺!」


「あたし!」


「俺だって!」


「あたしだってば!」


「何の話?」


「だから、想いの大……って、店長!?」


「白熱してんなぁ」



わっ、恥ずかしいっ!


顔が熱くなって、とっさにうつむいた。



「白熱するほど何を言い合ってたわけ?」


「……」



これは、さすがに恥ずかしくて言えない。



「そういや今日、絢華ちゃんって誕生日?」


「わっ、覚えててくれたんですか?」


「いや、さっき奥で隼人が……」


「隼人さん?」


「ん、とりあえず料理置いてくから、終わったら声かけて」


「え、何で?」



店長が耳のそばまで来て



「誕生日のデザート、サービスするから」


「えっ!?ほんとですかっ!?」


「ほんと」



嬉しい!


そのあと店長は厨房の方へ入っていった。



「だから、しゃべんなっつってんだろ?」


「え、でも……」



しょうがないじゃん。
< 301 / 404 >

この作品をシェア

pagetop