流れ星☆彡
「しかも何?あの距離は」



顔が凄く怖い。


かなり怒ってる。


てか、距離って何?



「簡単に顔とか近付けんなよ」


「だから、何の話?」


「耳元でしゃべってたじゃねぇか」



デザートの話の時……



「ごめん」


「誕生日だってさ………」



優太は急に黙りこくったと思ったら、はぁ…と大きく溜め息を吐いて



「隼人さんって人、絢華のことが好きなのか?」


「えっ?ないない、絶対そんなことないよ」


「なんだよ、絶対って」


「だってあたしいつも、優太とのこと惚気てたんだよ?そんな人、好きにならないよ」


「いつも惚気てたのか?」



どさくさに紛れて、言わなくていいことまで言ってしまった。


恥ずかしい。



「……」


「惚気てたんだ?」


「しょうがないじゃん。“幸せか?”って聞かれたら“幸せだよ”って答えしか該当しないんだから」


「そっか。……つか、俺またカッコわりぃ」


「何で?」


「嫉妬しまくりじゃん」


「あたしは愛されてるって感じて嬉しいよ」
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