流れ星☆彡
「やっぱり俺の方が想いは大きいな」


「えーっ!?あたしだってやきもちいっぱい妬くじゃん!」


「そうか?」


「うん」


「じゃあ、この勝負は引き分けってことにしとくか」


「ふふ、そうだね」






そのあと、デザートをご馳走になってからアパートへ帰った。


今日は遊園地へ行ってはしゃいだせいか、蒼太はお風呂に入ったらすぐに寝てしまった。


あたしも何だか疲れたな。


リビングのソファーに座っていたら、いつの間にかウトウトしていて……



「絢華、こんなとこで寝るなよ」


「ひゃっ!」



普通に言えばいいのに、優太が耳元で囁くように言うから、ウトウトしていたのに、大きな声が出てしまった。



「あはは、驚きすぎ」


「もーっ!」



いつもこうやってからかってくる。


一気に眠気が吹っ飛んでしまった。



「絢華、キスしようか?」


「……」



何か企んでる?



「何だよ、その不信感たっぷりな目は?」


「だって、いつもはそんなこと聞かないじゃん」
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