流れ星☆彡
「蒼太、お腹すいたんだよね?パパが帰ってくるの、ずっと待ってたんだもんね?」


「あ、そうか。蒼太ごめんな。まんま食べようか?」



そう言って、優太が蒼太を抱き上げると、蒼太は満面の笑みで優太にしがみついていた。


蒼太はパパが大好き。


パパが帰ってくると、泣いていても泣き止んじゃう。


それだけ、優太が蒼太を可愛がってるからだろうけど。


そんな二人を見ていると、あたしも自然と笑顔になるんだ。


笑った顔が、ほんとにそっくりなんだもん。






「蒼太、風呂に入るぞ」



そう言って、優太は蒼太を抱っこして脱衣場まで連れていった。


優太の着替えとバスタオルを持っていくと……


すりガラス越しに、楽しそうな二人の笑い声が聞こえてくる。


なんか、いいなぁ……


こういうのを、幸せな家族っていうんだろうな。



「絢華、そこにいるか?」


「うん、いるよ」


「絢華も入ってこいよ」



えっ!?



「……」
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