流れ星☆彡
食事が終わってレジでお金を払っていると、ちょうど店長がやってきたから



「あ、店長!」


「ん?何?」


「ちょっと話あるんですけど、店長忙しいですか?」


「いや、大丈夫だよ。奥行くか?」


「はい」



方向転換して、進み始めたと思ったら、店長は足を止めた。



「あ、でもこの時間だったら誰か休憩してるかもな」


「聞かれて困る話ではないんで大丈夫です」


「そう?じゃあ行くか。そうだ、優太くんも蒼太くんも一緒にどうぞ」


「え、いいんですか?」


「いくら車の中とはいえ、外で待ってるのは寒いだろ?」



店長って見かけによらず、こういうところを気遣えるんだよね。


今度こそ、三人で奥の休憩室へ入ると、そこには……



「あれ、絢華ちゃん?どうしたの?」


「あ、隼人さん、こんばんは。ちょっと話があって」


「俺、席外す?」


「いえ、いてもらってもかまいません」


「そう?」



隼人さんの視線があたしの後ろに移って、優太がそれに気付いたのか、一歩前に出て



「いつも絢華がお世話になってます」



と言った。
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