流れ星☆彡
優太は蒼太を抱き上げて



「しょうがねぇな。蒼太、今日は積み木でもして遊ぶか?」


「あーい!」



バンザイするように両手を上に伸ばしながら、蒼太は元気に返事をした。



部屋の真ん中にたくさんの積み木を出して、二人で何かを作ってる。


ふふ、やっぱり……


最初に作るものはいつも同じ。



「蒼太、上手だねー。今日のお城はいつもより大きいね」


「蒼太とパパの力作だもんな」


「ふふ、そっか」



ただ積み木で遊んでるだけなのに、こんなに気持ちがあったかくなるなんて。


おばあちゃんと二人じゃ感じたことのない、この感覚。


おばあちゃんと二人でも十分幸せだったはずなのに。


なんなんだろう、この違いは。


やっぱりパパがいてママがいて子供がいる生活って、こんなにも違うものなのかな。


こんなにもあったかいものなのかな。
< 326 / 404 >

この作品をシェア

pagetop