流れ星☆彡
どれだけ呼んでも返事はない。


どれだけ揺すっても微動だにしない。


触れば触るほど……


優太の冷たさがあたしの肌に触れて、あたしの体温も冷めていきそうになる。



「…うっ……ゆ、うた?……なん、で……こんなに、傷だらけ、なの?……なん、で、なんにも、……言わない、の?」



優太の頬を両手で挟んで……


キスをした。


でも……



「ゆう、たっ…?……目を、覚まして、よっ!……一緒に……家に、帰ろうよっ!……ゆ…ぅたぁぁ……うわぁぁぁぁーーっ……」



何で?


何でこんなことに……



「…ママ…ママ…」



蒼太があたしの服を引っ張っていて……



「…そ、うた……」


「…パパ……ねんね?」



蒼太は首を傾げながら、目の前で寝ている優太を指差している。



「…ん……パパ、ねんね、だね」



泣きすぎて、目も鼻も痛い。


まぶたも重い。



「少し、お話、いいですか?」



さっきからいた男の人……警察の人が話し掛けてきた。



「……はい……」
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