流れ星☆彡
悪い夢の続き
.


あのあと、優太と一緒にアパートへ帰った。



優太は傷だらけで……


冷たくなっていて……



話し掛けても何も言わないし……


目を開けないし……


笑わないし……


怒らないし……



抱き締めたり……


キスもしてくれない。




何で?


何で優太だったの?


優太が何かしたの?



「……ママ……」


「蒼太?どうしたの?」


「パパ、ねんね?」



あたしと蒼太は、布団で寝ている優太にぴったりと寄り添うようにして座っている。


優太がいつまでも目を覚まさないから、蒼太も起こそうと一生懸命優太を揺すったりしてる。



「パパ、起きないね」


「パパ、ねんね」



そう言って、布団を捲って優太の横に寝転ぶ蒼太を見ていたら……


また涙が溢れてきた。



「……ママも、パパと、ねんねしようかな」


「うん!」



蒼太が寝転んだ反対側で横になる。
< 342 / 404 >

この作品をシェア

pagetop