流れ星☆彡
ピンポーン……



店長が出てくれて、男の人が二人入ってきた。


ほんとは出したくないけれど、お茶を準備する。



「絢華ちゃん、俺やるよ?」


「いえ、あたしやります」



店長にこの場を去られた方がキツい。



「ママ」



知らない人が入ってきたからか、蒼太があたしの足にくっついてきた。



「どうしたの?」



両手を伸ばして抱っこを求めてくる。



「ちょっと待ってね」



蒼太の頭を撫でる。


お茶を淹れて、テーブルの上に並べる。


店長の横に座って、蒼太を抱っこした。


目線は合わせられなくて……


ずっと目の前のお茶を見ていた。


正面に座った人が、土下座しながら何度も何度も謝ってくるけれど……


何の反応も返せない。


だって……


そんなことされたって……


優太は帰ってこない。


そう思うと、また涙がほろりとこぼれた。



あたしが何も言わないから、もちろん相手の人も謝ることをやめなくて……


そんな空気を破るように、店長が保険会社の人に向かって口を開いた。



「先にお話をうかがってもよろしいですか?」



そのあとは店長が話してくれて……
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