流れ星☆彡
帰り道、隼人さんの車の後部座席で……


静かに涙を流した。


隼人さんはそんなあたしに気付いたのか、声をかけてきた。



「絢華ちゃん、大丈夫?」


「……ごめんなさい」


「何で謝るの?」


「……今はまだ、……あーいう幸せな家族を見るのは……凄く、……辛いっ」


「……そっか」


「……ごめんなさい……こんなこと、言って」


「いや、……実際そうだと思うよ。……俺には、絢華ちゃんの気持ちを、すべてわかってやれるわけじゃねぇけど、……絢華ちゃんがどんだけ家族というものを大切にしてきたか、どんだけ優太くんのことを愛してたか、俺知ってるから。……やっぱり辛いと思う」


「うん……うぅ…くっ…」



隼人さんが、やさしい言葉をかけてくれるから……


さらに、涙が止まらなくなった。



アパートに着いた時、蒼太も優華も寝ちゃってて……


隼人さんが蒼太を運んでくれた。



その夜も……


やっぱり優太の前で……


涙を流した。
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