流れ星☆彡
心臓がどきどきと音をたてはじめた。


密着しているから、きっとこのどきどきは優太にも伝わっているはず……



「絢華」



その声に顔を上げると……


優太の顔が近づいてきて、触れるだけのキスをした。


一度離れた唇はすぐにまた触れて、啄むようなキスを繰り返したあと、だんだん深くなっていった。



「絢華」



唇が離れた時には、息があがっていて、意識朦朧としていた。



「やべっ、すっげ、可愛い」



そして、ぎゅっと抱き締められた。


優太のリズムよく鳴る鼓動を聞きながら、目を閉じていると……


優太のやさしい声が降りてきた。



「絢華、ばあちゃんに電話しとけよ」



あ、ほんとだ。


優太はあたしよりもこういうところによく気が付く。


携帯を取り出しておばあちゃんにかけると……


案の定、帰りの遅いあたしを心配していて……


でも、あたしが手にしていた携帯を、優太がとって



「今日は俺のアパートに泊めたいんですけどいいですか?」



なんて言うから……


また心臓がどきどきと音を立てて暴れはじめた。


電話を切って、それを手渡された時には、どきどきしすぎて胸が苦しくなっていた。
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