流れ星☆彡
「……絢華、俺の言いたいことがわかんねぇ?」



優太の言いたいこと?



「えっ、何?」


「絢華が他の男と勉強してたなんて知らなかったよ」


「何言ってんの?友達だよ?勉強が終わったらすぐに帰るし、それにいつも四人でやってるし」


「友達?」


「うん。だって、あたしは優太だけだもん」


「……絢華がそうでも、その男はわかんねぇじゃん」



そういえば、杉浦くんに告白されたんだった。



「……」


「何?マジでコクられたりしてんの?」


「……」


「もう一緒に勉強すんなよ?」



少し強めの口調でそう言われたけれど……



「それは困る。そんなことしたら、あたし、合格できないよ。これだけ成績アップしたのは、ほんとに杉浦くんのおかげなんだもん」



いつもあたしがわからないところを、杉浦くんが事細かに説明してくれていたから、ここまで成績が上がったんだ。



「……」


「優太と同じ高校に行きたい」


「……いつも何時までやってんの?」


「だいたい六時半か七時頃かな。家でやるよりはかどるから」


「……今日迎えに行くから、図書館で待ってろ」


「えっ、部活は?」
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