流れ星☆彡
「杉浦くんに教えてもらってることに嫉妬してるんだよ」


「えっ!?」


「だから、帰りは絢華のことを送らせないように迎えにくるんでしょ?」


「……」



そうなの?



「全然気付かなかった」


「ふふ、でも良かったね」


「うん」





その日の放課後……


図書館へ向かってる時、



「須藤、なんかいいことあった?」



って杉浦くんに聞かれたけれど、告白されたことを思えば、優太とのことを話していいものかと迷ってしまう。



「うん」


「彼氏と仲直りしたんだ?」


「えっ、仲直り?喧嘩なんてしてなかったよ」


「は?じゃあ何であんなに落ちてたんだよ」


「……すれ違い、かな?」


「ふーん」



図書館に着いて、いつものように杉浦くんの隣に腰を下ろす。



「早速なんだけど、ここがわかんない」


「これは……」



いつものように、わからないところを教えてもらいながら勉強する。


でも最近ちょっと思った。


杉浦くんはあたしに教えてばかりで、自分の勉強はちゃんとできているのかなって。
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