流れ星☆彡
いつも、そういう恋人が一緒に過ごすイベントを、優太と過ごせていないのを知っているからか、菜摘があたしのために聞いてくれたんだ。



「そうだった。絢華、俺24の夜から25の昼くらいまでなら一緒にいられる」


「ほんと?」


「ん」



ちゃんとクリスマスを一緒に過ごせるんだ。


凄く嬉しいな。



「絢華、顔がニヤけてる」


「ヤ、ヤダ!」



即、菜摘に突っ込まれて、思わず手で顔を覆った。


たぶん顔が真っ赤だ。


恥ずかしい。


でも、菜摘も嬉しそうに微笑んでくれていて、凄く嬉しくなった。



「絢華、もう帰れる?」


「うん」


「じゃあ帰るか?」


「うん」



机の上のものを素早くカバンに詰め、コートを羽織る。



「荷物はこれだけ?」



優太はあたしの重いカバンを手にして聞いてきた。



「うん。あ、でもあたし持つよ」


「いや、いい」



そのあとは、三人に手を振って別れた。


こうやって一緒に家に帰れるなんて夢みたい。


優太の腕に自分の腕を絡める。


なんか凄くどきどきしてきた。



「優太、迎えに来てくれてありがとう」


「ん、絢華」


「え?何?」



顔を上げると、チュッと唇が触れた。
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