流れ星☆彡
クリスマス
*
気付けば、今日が終業式。
そしてクリスマスイブ。
受験生といえども、クリスマスは特別なのか、みんなどこか浮き足立っている。
あたしもその中の一人なんだけど。
教室で、帰り支度をしていると……
「絢華、呼んでるよー!」
と、お呼びがかかった。
でも、誰が?
入口の方へ歩いて行くと……
あ、この人……
「ちょっといい?」
確か、昨年委員会で一緒になった人。
「うん」
後ろをついていきながら……
ずっとこの人の名前って何だったっけ?って考えていた。
でも、全く思い出せない。
結構しゃべってたはずなのに……
着いた場所は、屋上へ続く階段の踊り場。
目の前の彼がこっちを振り返った。
「須藤って、彼氏いんの?」
「うん、いるよ」
「誰?杉浦?」
「えっ、違うよ」
いつも一緒に帰ってるから、勘違いされてるんだ。
菜摘達が付き合っているのはもう公認だから、自然と杉浦くんとあたし……ってなっているんだろうな。
「二個上の彼と付き合ってる」
「そうなんだ」
「うん」
気付けば、今日が終業式。
そしてクリスマスイブ。
受験生といえども、クリスマスは特別なのか、みんなどこか浮き足立っている。
あたしもその中の一人なんだけど。
教室で、帰り支度をしていると……
「絢華、呼んでるよー!」
と、お呼びがかかった。
でも、誰が?
入口の方へ歩いて行くと……
あ、この人……
「ちょっといい?」
確か、昨年委員会で一緒になった人。
「うん」
後ろをついていきながら……
ずっとこの人の名前って何だったっけ?って考えていた。
でも、全く思い出せない。
結構しゃべってたはずなのに……
着いた場所は、屋上へ続く階段の踊り場。
目の前の彼がこっちを振り返った。
「須藤って、彼氏いんの?」
「うん、いるよ」
「誰?杉浦?」
「えっ、違うよ」
いつも一緒に帰ってるから、勘違いされてるんだ。
菜摘達が付き合っているのはもう公認だから、自然と杉浦くんとあたし……ってなっているんだろうな。
「二個上の彼と付き合ってる」
「そうなんだ」
「うん」