流れ星☆彡
「今日は帰る」
「だよな、そう言うと思ってた」
だったら……
何で待ってるの?
「一緒に帰んねぇ?」
「……」
どうしよう……
「そんな困った顔すんなよ」
だって……
優太は、帰り道に、あたしが杉浦くんに送られてるのがイヤだから、迎えに来てるんだもん。
それなのに、一緒に帰るなんてできないよ。
その時、あたしのポケットの中で携帯が震えた。
「ちょっとごめんね」
そう言ってから携帯を手に取る。
ディスプレイを見て思わず頬がゆるんだ。
そのまま通話ボタンを押して、耳に当てた。
「優太?」
“ん、絢華、今どこ?”
「学校だよ」
“今日さ、部活なくなったから迎えに行く”
「ほんと!?」
あまりの嬉しさに大きな声が出た。
“今駅にいるから、あと10分くらいで行く。さみぃから10分経ってから外に出ろよ?”
「うん!待ってる。気を付けてきてね」
“ん”
そのまま携帯を切ったけれど……
どうしよう……
メチャクチャ嬉しいよっ。
閉じた携帯を右手で握り締めながら、カバンを手にする。
「彼氏?」
「えっ!」
あ、杉浦くんの存在を忘れてた。
「うん、これから来るみたいだから一緒には……」
「じゃあ正門までならいい?」
「一緒には帰れない」と言おうとしたあたしの言葉に、杉浦くんの声が重なった。
「だよな、そう言うと思ってた」
だったら……
何で待ってるの?
「一緒に帰んねぇ?」
「……」
どうしよう……
「そんな困った顔すんなよ」
だって……
優太は、帰り道に、あたしが杉浦くんに送られてるのがイヤだから、迎えに来てるんだもん。
それなのに、一緒に帰るなんてできないよ。
その時、あたしのポケットの中で携帯が震えた。
「ちょっとごめんね」
そう言ってから携帯を手に取る。
ディスプレイを見て思わず頬がゆるんだ。
そのまま通話ボタンを押して、耳に当てた。
「優太?」
“ん、絢華、今どこ?”
「学校だよ」
“今日さ、部活なくなったから迎えに行く”
「ほんと!?」
あまりの嬉しさに大きな声が出た。
“今駅にいるから、あと10分くらいで行く。さみぃから10分経ってから外に出ろよ?”
「うん!待ってる。気を付けてきてね」
“ん”
そのまま携帯を切ったけれど……
どうしよう……
メチャクチャ嬉しいよっ。
閉じた携帯を右手で握り締めながら、カバンを手にする。
「彼氏?」
「えっ!」
あ、杉浦くんの存在を忘れてた。
「うん、これから来るみたいだから一緒には……」
「じゃあ正門までならいい?」
「一緒には帰れない」と言おうとしたあたしの言葉に、杉浦くんの声が重なった。