流れ星☆彡
「いや、ほんとに何でもねぇんだ。ただ俺が、絢華を見ていたくてさ」




トクンと胸が音を立てて、顔がかぁぁって熱くなった。



「な、なに言ってんの?」



胸がどきどきと騒ぎだす。


ズルいんだから……


あたしだって、優太のことをもっともっと見ていたいし、触れたい。


そう思ったら無意識に、手が優太に伸びていて……



「絢華?」


「優太が悪いんだからね」


「は?」



腰を浮かせて、両手を優太の肩に乗せて……


そのまま優太にキスをした。



「……っ!……やべぇって」


「だから、優太が悪いんだもん」



そう言いながら、またノートに鉛筆を走らせた。



「……絢華、休憩な」


「えっ?勉強し始めて、まだ30分も経ってないよ?」


「しょうがねぇじゃん、絢華のせいでスイッチが入ったんだから」



そう言って、あたしの手から鉛筆を抜き取って、唇を重ねてきた。


さっきあたしからした、触れるだけのキスとは違って、優太の唇であたしの唇を挟むようなキス。


上唇と下唇を交互に挟んでキスをする。
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