流れ星☆彡
「今朝一緒にいたのって彼氏?」


「えっ!?」



やっぱり見ている人がいた。



「あれって、二個上の先輩でしょ?」



それもバレてる。


優太って、凄く目立つもんな。



「あたしも聞きたかった!」



そう言って、あたしの周りには女の子がいっぱい集まってきた。


優太のせいだよ。



「彼氏?」


「うん」


「やっぱりそうなんだ!あの人ってバスケ部だった先輩でしょ?」


「うん」


「凄くカッコイイよねー。絢華ちゃん、あんなにカッコイイ彼氏がいていいなぁ」



女のパワーって、ほんとに凄い。


あたしも女だけれど、ずっと押されっぱなし。


ていうか、二年も前のことなのに、優太のことを覚えてるのが凄い。


それだけ、優太の人気があったってことなんだよね。



「いつから付き合ってるの?」


「ちょうど二年になるかな」


「凄ーい!」



てか、菜摘助けてっ……


この中から抜け出したい。


遠くから、菜摘に視線を送っていると……



「絢華ー」



わっ!届いた!?



「ちょっと、ゴメンね」



そう言って輪から抜け出すことができた。


助かったぁー。
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