流れ星☆彡
優太はあたしの手を引いて、掲示板の真ん前に立った。
「……あったぞ」
「えっ!?」
「378番だろ?」
「うん……」
「絢華、やったじゃん!」
優太は凄く喜んでくれているんだけれど、あたしは次から次へと溢れてくる涙に、顔すら上げられなくて……
「絢華?」
優太が少し屈んで、あたしの顔を覗き込んできた。
「何泣いてんだよ。自分の目でちゃんと見ろよ」
「だって……」
涙が止まらないんだもん。
優太があたしの後頭部に腕を回して、自分の胸に引き寄せた。
「絢華、頑張ったな」
そう言って、髪を撫でてくれる優太の手も声も……
好きすぎて凄くどきどきする。
涙も落ち着いて顔を上げると、注目の的になっていたことにかなり焦った。
そりゃそうだ。
掲示板の目の前で男女が抱き合っていれば、注目されるに決まっている。
とりあえず掲示板を見ると、ちゃんと自分の番号があった。
少しずつ実感がわいてきて……
ほんとに合格したんだと思うと、また涙が止まらなくなってしまった。
「絢華は泣き虫だな」
「だって……」
このために凄く頑張ってきたんだもん。
「……あったぞ」
「えっ!?」
「378番だろ?」
「うん……」
「絢華、やったじゃん!」
優太は凄く喜んでくれているんだけれど、あたしは次から次へと溢れてくる涙に、顔すら上げられなくて……
「絢華?」
優太が少し屈んで、あたしの顔を覗き込んできた。
「何泣いてんだよ。自分の目でちゃんと見ろよ」
「だって……」
涙が止まらないんだもん。
優太があたしの後頭部に腕を回して、自分の胸に引き寄せた。
「絢華、頑張ったな」
そう言って、髪を撫でてくれる優太の手も声も……
好きすぎて凄くどきどきする。
涙も落ち着いて顔を上げると、注目の的になっていたことにかなり焦った。
そりゃそうだ。
掲示板の目の前で男女が抱き合っていれば、注目されるに決まっている。
とりあえず掲示板を見ると、ちゃんと自分の番号があった。
少しずつ実感がわいてきて……
ほんとに合格したんだと思うと、また涙が止まらなくなってしまった。
「絢華は泣き虫だな」
「だって……」
このために凄く頑張ってきたんだもん。